いさなの写真付き日記

写真アップ用に作りました。津軽三味線お稽古日記でもあります。

丸ごと好き

本日は鬼太鼓座のコンサートに行って来ました。
目的は太鼓ではありません(笑)。ゲスト演奏の津軽三味線です!
というのもゲストの阿部金三郎くんの三味線がすごく好きなんです(^^)津軽三味線の上手な方ってたくさんいらっしゃいますけど、「すごいなー」と思うだけの人と「好き」って感じる人がいるんです。これは何がどう好きって言うんじゃなくて「この人の三味線が好き!」、ただそれだけなんです。だからゲスト演奏というどれだけ聞けるか分からない状況なのに5000円も払って行ってきました。


行ってよかったです♪
まず、鬼太鼓座のコンサートも楽しかった。最初にお客さんの参加コーナーがあったの。さすがにそれには参加しなかったけど、一生懸命力を込めてたたいても本職の人が最後に叩くと全然迫力が違った。体に響く音でした。それに布団たたきで太鼓を叩いてみたりなどのちょっと笑える演出もあったし、ばちを早く振れば振るほどラメ(多分)がキラキラときれいで見ため的にも楽しかった。あと、鬼太鼓座というと「ふんどしで太鼓」のイメージだったけどそれは最後の1曲だけでした。正直、それで十分でした。

さて、本題。
まず、幕の前でいきなり金ちゃんの演奏が始まったんだけど音の迫力がどうかな〜って感じだったの。太鼓の印象が残っていたからそのせいだろうね。でもすぐに津軽の世界に入り、いいところで拍手も入るようになったの。そしたら一座の方がでてきて剣玉が始まったの。それに合わせて「もしもし亀よ〜♪」ってひく金ちゃん。余裕〜(^^)そして少しずつ剣玉の剣も玉も大きくなり技を披露しつつリズムうち(?)がはじまり対抗する金ちゃん。そしてそれに対抗する座の方。さすがに「チリテレ」(言葉では説明できない・・・)はできないかと思いきや二つの剣で同じようなリズムを刻む座の方。
掛け合いがとても楽しかったです。また、やってる本人達も楽しそうでした(^o^)
こういう遊び心満載でやってるのって本当に見ていて楽しいよね〜。三味線を弾きながらも頭の上で投げられる玉を左から右へと見る顔とか、芸達者な金ちゃんらしくてすっごく可愛かったです♪
そしてあっというまに出番がおわりさみしかったのですが、紹介では阿部金三郎と名前だけでなく上に「津軽」と横書きで添えたものを出していました。アピールは大事よね!衣装で分かるけど(笑)
アンコールに応える形で少しだけ金ちゃんも演奏しましたが「あいや節」っぽくて私も好きなフレーズなのでうれしかったです。最後は客席を練り歩いてロビーにでて戻っていったのですが、その時演奏していたのが「上を向いて歩こう」でした。小心者の私は「金ちゃーん」とか叫べませんでしたが、音量を調節しながら弾いてる手に見とれ、また劇場からでると星空を見つめていました。上を向いて前を向いて歩かなきゃね☆
あれ、話がおかしくなったけど、真面目な演奏もお茶目な部分も両方見られて楽しいひとときでした。できればもっと三味線を聞きたかったけどゲスト演奏だから無理な願いかな。また何かの機会で大阪に来ることがあったら是非聞きに行きたいと改めて思いました。(長)